厚沢部にエゾリュウキンカが群生で咲いている所があると聞き、足腰が弱り杖を頼りにしながらも連れて行ってもらいました。
とっても懐かしく感動!でも不謹慎につい「おいしそう!」と叫んでしまい周りの皆に笑われてしまいました。
エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)、
やちぶき(谷地蕗)とも呼ばれていて
士別市、宗谷管内浜頓別町では市町 の花に指定されているそうです。
谷地とは湿地のことです。
私は宗谷管内の兜沼(かぶとぬま)で育ちました。
兜沼と言うだけあって沼の周りは湿地で、谷地と呼んでいました。
春まだ雪がたくさん積もっている中、湧き水で溶かされ雪の間から
早くもやちぶきの目が出始めます。
家のすぐ近くに谷地があり 茎が15センチから20センチくらいになると
春の新鮮な野菜としてこの期間だけは毎日採って食べたものでした。
成長が早い植物のためすぐに硬くな ってしまい味が落ちてしまうので
花が咲く直前がベスト(咲いてから食べ る人もいますが)。
高校卒業後都会に出た私はこの40年間やちぶきに出会うことなく
過ごしてきました。
最近は採ってはいけないと知りつつ一口分だけとごめんの気持ちで
採ってきて茹でて食べました。
本当に懐かしい一口でした。
欲を言えば花咲く前のやちぶきだったら良かったけど(笑) yukiakari
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